冬の間は畑作業を行い、夏の間は畝間に自然の力に任せてそのまま雑草を生えさせておきます。剪定作業は、葡萄品種やパーセルによってギヨー式(長梢剪定)かコルドン式(短梢剪定)が用いられます。芽かき、葉の摘み取り、収穫は手作業となります。こうして小箱に入れてカーヴまで運ばれた葡萄は、手つかずのままの風味をそのまま表現してくれます。

そして、テロワールを活かした最高のワインを造るためには、それぞれ細分化されたパーセルと呼ばれる小さな畑の区画それぞれの特徴を維持する必要があり、それぞれの畑毎に収穫作業を行い別々にワイン醸造を行います。

眼前に広がるレマン湖が、南斜面の畑に対して天然の反射鏡として作用し、葡萄の房の成熟を促します。全てのワイン生産は、ヴィティスイス(スイスワインの組織)による環境を配慮した規準や、ワイン一貫生産の規定に基づいてなされています。

ドメーヌ・デュ・ダレー

アペラシオン ラヴォー - グラン・クリュ ヴィレット

面積 : 7 ヘクタール

勾配 : 20%から35%、南向き

土地 : ドメーヌ下部は砕石と砂利の混ざった腐植土、上部は石灰質成分を含み凝縮され栄養に富んだ土壌

シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴィオニエ : 標高 450メートルのテラス上の葡萄畑

シャスラ : 標高500メートルから 550メートルの傾斜地にある葡萄畑

ガマレー、ガラノワール : 標高580メートルの傾斜地にある葡萄畑

ピノ・ノワール : 標高600メートルにある傾斜地の葡萄畑

ドメーヌ・デ・ グランジュ

Appellation Lavaux – Grand Cru de Epesses

面積 : 2.5 ヘクタール
勾配 : 5%から20%、南向き

土地 : ドメーヌ下部は砕石と砂利の混ざった腐植土、上部は石灰質成分を含み凝縮され栄養に富んだ土壌

ブドウ品種 : シャスラ、ガマレー、カベルネ・ フラン、ガラ・ノワール

サン・サフォラン

アペラシオン ラヴォー - グラン・クリュ サン・サフォラン

面積 : 1ヘクタール

勾配 : 15%から 20%

土地 : 石灰質成分を含んだ砂質と粘土質の腐植土

メルロー、カベルネ、シラー : 標高390メートル、南向き斜面の葡萄畑

シャタレー

アペラシオン ラヴォー – グラン・クリュ リュトリ

面積 : 1.2ヘクタール

勾配 : 15%から 25% 南東向き

土地 : 石灰質成分を含んだ腐植土と砂質土壌

メルロー、カベルネ、シラー、プラン・ロベール : 標高400メートルの傾斜地にある葡萄畑

ピノ・ノワール : 標高400 メートルの緩やかな傾斜地にある葡萄畑

コート・ドゥ・ロルブ

面積 : 2 ヘクタール

勾配 : 25%から50%

土地 : 栄養豊かな砂利混じりの石灰粘土質、下部は腐植土

ガメイ、ガマレー : 標高450メートルの南東向き傾斜地にある葡萄畑

ドメーヌ・ドゥ・ラ・ムーニア

アペラシオン ラヴォー – グラン・クリュ ヴィレット

面積 : 1 ヘクタール

勾配 : 25%から 40% 南東向き

土地 : 石灰質成分を含んだ砂質と粘土質の腐植土

プラン・ロベール : 標高450メートル、テラス上の葡萄畑

シャスラ : 標高500メートル、テラス上の葡萄畑